マクランサT-3のチョロQを作る

ここを見ている人でマクランサT-3という車を知っている人は居るのだろうか?
1965年、鈴鹿クラブマンで優勝を飾った、林みのる氏作成のホンダS600改、”カラス”をベースに新たな車両を作成。
この時点で、カラスのドライバーだった浮谷東次郎氏は、鈴鹿サーキットでの事故で故人に。車両はTojiro-2と名づけられ、レースにて活躍した。
そしてその発展版のTojiro-3がマクランサT-3の原型となり、ホンダSの弱点だった空力と車重を改善するボディキットとして少々販売され……

え?ながったらしいから本文は?って? むう……(知りたい!という人は童夢のHPとかを参考に)

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完成品





1967年、鈴鹿12時間耐久仕様”風”です。
一般的なマクランサとはフロントウィンドウやライト等の違いが見受けられます。
資料が似たようなアングルのモノクロ写真二枚しか無く、6割ぐらい捏造。なので”風”という事で(^^;


と、いうわけで製作編です。ベース車両はミスドのオマケでついてきたコスモスポーツ。
以前、塗装や剥離を繰り返しボロボロでジャンク箱に投げていた物を、大胆にカットし使用します。


フロントを1mm厚のプラ板で作成。ゼンマイと車軸を仮付けし、しっかりとタイヤの収まりを確認しましょう。ズレてたら悲惨なので。
ちなみにこの道具たち、ピンセット以外、すべて100均の物だったり(パテとプラ板も100均) 金ねぇんだわ(^^;



そして、なんやかんやあって粗方それっぽくなったという画像。
(なんやかんや…角ばっている所とかにパテ盛り、フロントフェンダーアーチの形成)

チョロQっぽく、オーバーにデフォルメするために、前の画像からフロントの骨組みに手を加えていたりします。(少しハの字にした)



フロントのグリルを作成し、サフェーサーを吹きました。
ちなみに、フロントのマスキングテープは、ベース車両から移植したネジ穴の仮止めの為の物です。



サフェーサーを吹いてマッドな質感になっているのでヒケが大量発覚。
嘆いても進まないので、サフからの紙ヤスリ(1500~2000番ぐらい)を繰り返します…。



サフからの紙ヤスリ(1500~2000番ぐらい)を繰り返し、ヒケを消せばこの通り。
ドアの筋もデザインナイフで掘っておきました。ガタが出たけど、まあ、このぐらいなら……(^^;


そして塗装…。このあたりのまで来ると飽きが来て、全然画像が無いです(^^; 撮っとくべきだったなぁ…。
画像はクリア塗装時に埃を拾ってしまい、嘆きながらシャッターを切った画像です。
この後、ヤスリで削り落としました…。

色は、資料にカラー写真が無かったため、家に転がっていたタミヤのクロームイエローにしました。思っていたよりも濃かった…。

塗装後から追加したもの                              
・ロールバー…電線を折り曲げた物                         
・ボンネットのエアダクト…プラ板と薄茶色のマスキングテープ            
・ヘッドライト…UVレジンを筋を付けたプラ板で硬貨させた物に、アルミテープを貼り付け
・フロントウィンドウ…梱包に使われてた透明のプラ                 

ヘッドライトはラジエターにも見えるので、失敗かも…。



オマケの画像
本家のベース車両、エスハチとのツーショットと、制作したチョロQのベース車両であるコスモスポーツとのツーショット。

ちなみにエスハチのシャーシとの互換性はありませんでしたとさ。チャンチャン。